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2010年8月22日 (日)

救いのない超異色な吸血鬼映画

昨夜の「納涼映画を語るトークショー」で言い忘れたオススメ映画があったことに、今朝気づいた。ジョージ・A・ロメロ監督の『マーティン』(1977年)である。

ロメロ監督といえばゾンビ映画の第一人者だが、これは珍しい吸血鬼もの。この作品の変わっているところは、主人公の少年マーティンが吸血鬼であるという根拠が、彼の叔父の「お前は吸血鬼だ!」というセリフだけだという曖昧さにある。マーティンが人の血を啜るシーンも出てくるけれど、悪魔的な力とは関係ないようにも見えるし、すべてを観客の判断に委ねたような演出ばかりだ。

そして、ラストは悲劇的で救いのない終わり方なのだ。個人的には、こういう救いのない作品は好みではないのだけど、なぜか不思議な余韻が残り、しばらくするとまた観たくなってしまう。

DVD化されていないので、手軽に観られないのがちょっと悔しい。がしかし、観る機会があったら、ぜひ。ホラー好きにはもちろん、ミニシアター系が好みの映画ファンにもオススメである。

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