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2010年7月28日 (水)

コラム【ビル・マーレイの兄弟は、デブキャラ枠の隠れた逸材!?】

ビル・マーレイ……映画好きなら、まず知らない者はいないであろう。日本でも『トッツィー』(1982年)や『ゴーストバスターズ』(1984年)あたりから知られるようになり、今やハリウッドのトップスターのひとりである。

さて、そのビル・マーレイの兄弟と聞いてわかる人は? と、これはかなり難しい質問かもしれない。そもそも、兄のブライアン・ドイル・マーレイの勧めで俳優になったビルだが、兄のブライアンも弟のジョンも、それに末弟のジョエルも皆俳優である。

このマーレイ兄弟のうち、ビルは別格のスターになってしまったが、長兄のブライアンと末弟のジョエルもテレビドラマを中心に貴重な脇役として活躍している。ブライアンは「The Marvelous Misadventures of Flapjack」(2008年~2010年)というアニメでキャプテン・ナックルズという寸胴の海賊が持ち役だし、ジョエルはシットコム「ダーマ&グレッグ」(1997年~2002年)でグレッグの親友・ピート役で注目された。

ビルは中肉中背といったスタイルだけど、ブライアンとジョエルはしっかりデブキャラ系。背が低く、小太りなブライアンは「まるっこいお爺ちゃん」といった感じでホームコメディにも時たま顔を見せる。一方のジョエルは「ぽっちゃりした、とっちゃん坊や」という雰囲気で、これまたコメディ向き。

日本では無名に近いビル・マーレイの兄弟たちだが、ジョエルの方はゴールデングローブ賞を3年連続で受賞した人気ドラマ「マッドメン」(2007年~)の第1シーズンに、古参コピーライターのフレディ・ラムセン役でレギュラー出演していたので、日本でも多少は知られるようになったかもしれない。海外ドラマファンにしてみれば、「ダーマ&グレッグ」で変態チックなデブ検事を演じた俳優が、一転して「マッドメン」では酒に溺れて仕事を失うクリエイターという悲劇的な役を演じているのだから、油断できないものである。

ちなみに日本ではモテない要素であるデブキャラも、アメリカではそうでもないらしく、ジョエル・マーレイが20年以上連れ添っているのは美人女優のエリザ・コイルだったりする。二人は「ダーマ&グレッグ」で共演しており(皮肉にも、エリザはグレッグの元恋人・バーバラ役)、今ならDVDでエリザの美貌を確認できるはずだ。

日本の映画ファン、コメディファンは、仕事を選り好みする傾向の強いビル・マーレイよりも、役者業をとことん楽しんでいるように見えるジョエルやブライアンの作品にも注目してみてはどうだろうか?

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