2010年8月22日 (日)

救いのない超異色な吸血鬼映画

昨夜の「納涼映画を語るトークショー」で言い忘れたオススメ映画があったことに、今朝気づいた。ジョージ・A・ロメロ監督の『マーティン』(1977年)である。

ロメロ監督といえばゾンビ映画の第一人者だが、これは珍しい吸血鬼もの。この作品の変わっているところは、主人公の少年マーティンが吸血鬼であるという根拠が、彼の叔父の「お前は吸血鬼だ!」というセリフだけだという曖昧さにある。マーティンが人の血を啜るシーンも出てくるけれど、悪魔的な力とは関係ないようにも見えるし、すべてを観客の判断に委ねたような演出ばかりだ。

そして、ラストは悲劇的で救いのない終わり方なのだ。個人的には、こういう救いのない作品は好みではないのだけど、なぜか不思議な余韻が残り、しばらくするとまた観たくなってしまう。

DVD化されていないので、手軽に観られないのがちょっと悔しい。がしかし、観る機会があったら、ぜひ。ホラー好きにはもちろん、ミニシアター系が好みの映画ファンにもオススメである。

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2010年8月21日 (土)

2010/08/21の出来事

★ 新小岩で「納涼映画について語るトークショー」に出演。中川信夫監督の化け猫映画をバックで流しながら、往年の怪奇映画やJホラーなどの話をたっぷり。

★ トークショーの後、「上むら」で日本酒会。まるまる太ったニシンを炭火で焼いたのが美味。

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2010年8月 4日 (水)

2010/08/04の出来事

★『マードックミステリー』第22話。今回はマードック刑事が大ケガしたため、代理でクラブツリー巡査が事件を捜査。こういうイレギュラーなエピソードは、連続ドラマのカンフル剤になるといういい見本。

★今朝の「あさイチ」は、若返りメイクと顔のたるみをおさえる方法。口の中で舌を回す運動は、喋りのプロにも有効なトレーニングだと思った。それにしても、有働由美子アナに若返り術は必要ないのでは?

★この季節に手軽に野菜を摂るために、ガスパッチョを作る。トマト。キュウリ、タマネギ、ゴーヤ、ニンニクをミキサーにかけて裏ごし、オリーブ油、リンゴ酢、塩コショウを加えて冷やせば出来上がり。

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2010年8月 2日 (月)

2010/08/02の出来事

★「映画野郎」のコラムを入稿。今回は、大好きな女優・エイミー・スマートについて。参考資料として『ロード・トリップ』の動画を見直したけれど、新人の頃から風格がある。

★夜は蒲田「金春本館」で宴会。羽根つき餃子が相変わらず旨い。

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2010年7月31日 (土)

『熱海の捜査官』、ちょっとトバし過ぎじゃないの?

オダギリジョー主演、三木聡監督・脚本という『時効警察』コンビの新作『熱海の捜査官』がスタートした。

レギュラー出演者に、岩松了、ふせえり、緋田康人……と、これまた『時効警察』でおなじみの面々が揃い、またあの世界なのだろうなぁと想像した通りのドラマだった。

それにしても、初回から濃い。冒頭のバス失踪シーンで登場する老人が小野栄一(60年代に『そっくりショー』の司会などで人気だったヴォードビリアン)だったり、市長役に団時朗、校長役に津村鷹志と、脇役陣もクセのある俳優を起用している。スティーブン・セガールの娘(藤谷文子)も、いいアクセントだと思う。

そして、ドラマ運びよりも多い(ように見える)小ネタのギャグシーン。中でも、ふせえり演じる桂東(けいとう)刑事って、『ピンクパンサー』シリーズに出てくる東洋人ケイトーのパロディだよね? こんなネタに気付く視聴者はほとんどいないと思うのだけど、それでもやってしまうのが三木ワールドの魅力だともいえる。

ただね、初回からこんなにてんこ盛りで、これからのワンクールをどう走らせていくのかがちょっと心配になったのだけど。

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2010年7月28日 (水)

コラム【ビル・マーレイの兄弟は、デブキャラ枠の隠れた逸材!?】

ビル・マーレイ……映画好きなら、まず知らない者はいないであろう。日本でも『トッツィー』(1982年)や『ゴーストバスターズ』(1984年)あたりから知られるようになり、今やハリウッドのトップスターのひとりである。

さて、そのビル・マーレイの兄弟と聞いてわかる人は? と、これはかなり難しい質問かもしれない。そもそも、兄のブライアン・ドイル・マーレイの勧めで俳優になったビルだが、兄のブライアンも弟のジョンも、それに末弟のジョエルも皆俳優である。

このマーレイ兄弟のうち、ビルは別格のスターになってしまったが、長兄のブライアンと末弟のジョエルもテレビドラマを中心に貴重な脇役として活躍している。ブライアンは「The Marvelous Misadventures of Flapjack」(2008年~2010年)というアニメでキャプテン・ナックルズという寸胴の海賊が持ち役だし、ジョエルはシットコム「ダーマ&グレッグ」(1997年~2002年)でグレッグの親友・ピート役で注目された。

ビルは中肉中背といったスタイルだけど、ブライアンとジョエルはしっかりデブキャラ系。背が低く、小太りなブライアンは「まるっこいお爺ちゃん」といった感じでホームコメディにも時たま顔を見せる。一方のジョエルは「ぽっちゃりした、とっちゃん坊や」という雰囲気で、これまたコメディ向き。

日本では無名に近いビル・マーレイの兄弟たちだが、ジョエルの方はゴールデングローブ賞を3年連続で受賞した人気ドラマ「マッドメン」(2007年~)の第1シーズンに、古参コピーライターのフレディ・ラムセン役でレギュラー出演していたので、日本でも多少は知られるようになったかもしれない。海外ドラマファンにしてみれば、「ダーマ&グレッグ」で変態チックなデブ検事を演じた俳優が、一転して「マッドメン」では酒に溺れて仕事を失うクリエイターという悲劇的な役を演じているのだから、油断できないものである。

ちなみに日本ではモテない要素であるデブキャラも、アメリカではそうでもないらしく、ジョエル・マーレイが20年以上連れ添っているのは美人女優のエリザ・コイルだったりする。二人は「ダーマ&グレッグ」で共演しており(皮肉にも、エリザはグレッグの元恋人・バーバラ役)、今ならDVDでエリザの美貌を確認できるはずだ。

日本の映画ファン、コメディファンは、仕事を選り好みする傾向の強いビル・マーレイよりも、役者業をとことん楽しんでいるように見えるジョエルやブライアンの作品にも注目してみてはどうだろうか?

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2010年7月24日 (土)

2010/07/24の出来事

★午後からMRI検査。結果、「上腕骨外側上顆炎」だという診断。いわゆる“テニス肘”である。ステロイド注射を打たれ、(たぶん一時的に)痛みが引いた。利き腕が使えなくなるのはマズイので、当分はステロイドのお世話になりそう。

★事務所のマネージャーO氏が今週で退社。男性マネージャーだが、寿退社だそうで。この業界で働く人には珍しいけれど、「奥さんの家業を継ぐ」という選択肢も、まぁいいんじゃないかね。

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2010年7月22日 (木)

コラム【ブラウン管で暴れまくったデブキャラスター~ドリュー・ケリー】

9年間にわたってアメリカのテレビ界で絶大な人気を得たシットコム「ドリュー・ケリーDEショー!」(1995年~2004年)。主人公のドリュー・ケリーを演じたのが、キャラクターと同名のコメディアン、ドリュー・ケリーだ。というか、人気コメディアンが自分と同じ名前のキャラクターを演じるというのは、アメリカのシットコムではひとつのパターンになっている。

ドリュー・ケリーは、1991年にジョニー・カーソン司会の「トゥナイト・ショー」に出演してコメディアンとして頭角を現した。日本ではほとんど無名だが、90年代半ば以降のアメリカでは、彼の顔を見ない週はないくらいテレビに出まくっていたのだ。見た目は、太った体躯に黒ブチ眼鏡の中年男。どう見ても大スターの器とは思えないが、こういうキャラクターに人気が集まるところが幅広い人種を受け入れる大国ならでは。このドラマで演じられているドリューは、デパートの人事部に勤める中間管理職という設定だが、気の優しい小心者で、なんというか(スヌーピーの飼い主の)チャーリー・ブラウンが大人になったらこんな人物になりそう……と思わせるような人物なのだ。

「ドリュー・ケリーDEショー!」には、メインキャラクターにもうひとりデブキャラを配してして、キャシー・キニーという女性コメディアン演じるミミ・ボベックというキャラクターだ。ドリューの務めるデパートの社長秘書という設定なのだけど、“秘書”という言葉からは最も遠い外見を持った女性であるところがまず笑わせる。70年代の日本のドラマ「ムー一族」で樹木希林と岸本加世子が踊りながら「チビ、デブ、ブス」と唱えるギャグがあったけれど、まさにその3つが揃ったキャラクターなのである。しかも、その外見に加えて、性格が最悪なのだ。外見の良くない女性というのは、その分性格でフォローされたりするものだけど、ミミは執拗にドリューをいびりまくる。こんな救いようのない人物がこれまた人気を集めたりするところなんて、やっぱり大国アメリカだよなぁ。

さて、これほどの人気者なら映画に進出するのが当然と思えるけれど、ドリューは頑なにテレビを舞台に活躍を続けている。映画出演は、ブレイク前の『コーン・ヘッズ』(1993年)や声優として出演したアニメ『ロボッツ』(2005年)など、数える程度だ。彼自身のキャラクター“ドリュー・ケリー”がとにかくテレビでは引っ張りだこで、いわゆる“himself(本人)”でのゲスト出演が膨大な数で存在するのだから、テレビの王様として満たされたコメディアン人生なのだと思う。このへんのところは、(プロデュースから脚本、主演までこなすことも含めて)日本でいえば欽ちゃん(萩本欽一)のスタンスとよく似ている。

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2010年7月21日 (水)

2010/07/21の出来事

★新宿ゴールデン街「マチュカバー」が5周年ということで、顔を出しに行く。店主の須田マチコさん(写真家で、コメディライター・須田泰成さんの奥様)に会うのも何年ぶりだろうか。

★新宿に早く到着してしまい、少し時間をつぶそうと入ったマクドナルドで「映画野郎」編集長の原口一也さんとバッタリ遭遇。ライターが書籍を出しにくくなった話とか、オスカーを獲ったサンドラ・ブロックの“ラジー賞を獲った方の作品”が日本で公開されないのはおかしいという話とか、まぁ、業界井戸端会話で1時間ほど。

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2010年7月20日 (火)

2010/07/20の出来事

★某映画の撮影に立ち会う。ロケ地は横浜。

★帰宅して、前日に録画した教育テレビ「0655~2355かなり傑作選」を観る。「アルデンテのうた」いいなぁ。

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